ルーシッド職務経歴書の書き方

転職や中途採用求人に使えるルーシッド職務経歴書の書き方を具体的な事例をもってご紹介します。

ルーシッド職務経歴書サービスによる、職務経歴書の書き方ガイド

書いてはいけないNGワード

漠然さ

具体性のない「必ずお役に立ちますのでよろしくお願いいたします」「頑張ります」「貢献します」…職務に対する具体的なイメージがつかめておらず、何を頑張ればいいのか把握できていない、または書くことが見つからず漠然と熱意をアピールしているだけととられる。

好みのみ

「好き」…好きを裏付ける就職や勉強など、行動が伴わない場合は、憧れが先に立ち、職務への理解がないとみられる。

不明瞭

すべて「一身上の都合」…転職回数が多いことを問題と思っていない、もしくはネガティブな理由で退職したことを伏せている、と勘繰られる。

転嫁

「やりたいことがわからないまま」「やむなく」「経験が高い」「年齢が高い」など、ネガティブな言葉…仕事がうまくいかない、転職がうまくいかないことを他の要因に転嫁してごまかそうとしているととられる。

文章の未熟さ

感嘆詞、感嘆符の利用、常用語、丁寧語の混在…文章を書くことに慣れていない、勢いだけで書いて文章の見直しをしていない、または自己アピールに走りすぎているととられる。

展望のみ

「キャリアアップしたい」「技術を習得したい」…書くことがなく熱意だけをアピールしている、または自己の成長を望んでいても、会社の成長に貢献する意識が低いとみられる。 入社後頑張ると言うのではなく、今から勉強し頑張っている姿勢をアピール。

志望理由の具体性のなさ

「御社の将来性に魅力を感じた」「御社の社風が合っていると感じた」…具体性がない場合は、複数の企業への使いまわしか、よく調べずに応募しようとしているのではないかと疑われる。

前職の不満

前の職場の不満ととられる内容…トラブルを起こして退職したのではないか、職場の人間とうまくいかないのではないかという不安材料にされてしまう。

書類選考に複数回落ちたなら、書類の出来から見直そう

Q. なかなか書類選考に通りません

これまでに4社、書類落ちしています。頑張って書いたつもりなのですが、どこが悪いのかわかりません。

A. 自分が納得できる経歴書になっているか、間を置いて見直してみよう

書類選考に通らないと、ひどく落胆してしまうと思いますが、もう一度自分が送った書類のコピーを見直し、点検してみましょう。

職務経歴書に情報を詰め込みすぎていませんか。 反対に、経歴欄に空白が目立っていませんか。 自分の書類を見返してみて、どちらに見えるでしょうか。

職務経歴書は、自らを売り込むためのプレゼンテーション資料のようなものです。 単調な歴史年表のような資料を見せられたとき、あるいは具体性がなくありがちな言葉を並べただけの資料を見せられたとき、果たして興味を持って読み込むことが出来るでしょうか?  採用担当者を納得させる前に、自分が納得できる仕上がりになっているか、客観的に見直してみましょう。

また、何度も書類を作成することになれば、手を抜きたくなることもあるでしょう。 けれど、採用担当者は何通も応募書類に目を通しています。 字の乱れた履歴書や、使いまわしで具体性のない職務経歴書の自己PRでは、すぐにいい加減な気持ちを見抜かれてしまうことでしょう。

前回応募した企業の採用担当者と、今回新しく応募する企業の担当者は全く別の人物です。 新しい気持ちで、丁寧に作成に取り組みましょう。

すべての企業に共通する、職務経歴書でアピールすべき三つの柱
  1. 現在持っているスキルや経験(希望職種との関連性を持っているかどうか)
  2. 即戦力になるかどうか(実務能力の有無、異業種への転職の場合は即戦力となるべく努力をしているか、組織に適合できそうか)
  3. 目標を持ち、長く勤務する意欲があるかどうか
書類としてのチェックポイント
  • 必要な情報が項目ごとに的確に並べられているか(間違い、抜け落ちがないか)
  • 文章が簡潔に、わかりやすく書かれているか(経歴欄は、箇条書きを用いて読みやすくまとめる。ただし、履歴書とほとんど同じ内容になってしまっては職務経歴書の意味がなくなり、かえって印象が悪くなるので注意)
  • 表現に具体性があり、熱意や意欲が感じ取れるか(実績には数字やデータを、自己PRや志望動機は具体的なエピソードを盛り込むなど、自分の言葉でオリジナル性を出す)
  • 記入内容に一貫性はあるか(日付や流れ、動機など)

異業種への転職

Q. 異業種への転職を希望しています

事務職から営業職へ、異業種への転職を希望しています。 全く違う分野の職務経歴を詳しく書く意味はあるのでしょうか。 真面目に仕事に取組む気持ちは変わりませんが、自分の経験をどうアピールしていいかわかりません。

A. 基礎能力と、自主的なスキルアップをアピール

異業種への転職は、即戦力を期待される中途採用では不利となりがちです。 前職での実務経験が評価の対象にならないこともしばしばあります。 しかし、未経験であることに甘えた職務経歴書では、採用担当者の心をつかむことはできません。

希望職種は未経験でも、過去の実務経験がある人は新卒採用とは違い、社会人として共通のコミュニケーション力やマネジメント能力を次の仕事につなげることができます。 「経験はありません」と簡単に言い切るのではなく、これまでの経歴から希望職種との共通点を見つけだし、「業種が変わっても自分にはこれができる」ということをアピールしましょう。

職種によっては入社後に専門知識が必要となるかもしれませんが、入社後に覚えればいいという姿勢では、即戦力を持つ他の応募者が採用されてしまうかもしれません。 自主的に必要な知識やスキルを習得するために、努力していることをアピールするといいでしょう。

また、同業への転職とは異なり、採用側はなぜこの業種、この会社を選んだのか、疑問に思うはずです。 採用担当者に不安を抱かせてしまっては、面接までたどりつくことができません。 志望動機を書く時には、やりたいことを明確にし、希望の職種についてしっかり収集した情報をもとに、憧れだけではない前向きな気持ちを具体的に書くようにしましょう。

異業種への転職を希望する際のアピールポイント
  1. 他の業種で働くうちに自分により適した仕事があることに気づいた、など、転職理由を前向きに記す。
  2. 取得資格や特技は必ず記す。転職に向けて取得したものであればなおよい。
  3. 希望職種と前職との接点を探し、前職で得た知識や経験を入社後どのように生かせるかをアピール。