書類選考に複数回落ちたなら、書類の出来から見直そう
Q. なかなか書類選考に通りません
これまでに4社、書類落ちしています。頑張って書いたつもりなのですが、どこが悪いのかわかりません。
A. 自分が納得できる経歴書になっているか、間を置いて見直してみよう
書類選考に通らないと、ひどく落胆してしまうと思いますが、もう一度自分が送った書類のコピーを見直し、点検してみましょう。
職務経歴書に情報を詰め込みすぎていませんか。 反対に、経歴欄に空白が目立っていませんか。 自分の書類を見返してみて、どちらに見えるでしょうか。
職務経歴書は、自らを売り込むためのプレゼンテーション資料のようなものです。 単調な歴史年表のような資料を見せられたとき、あるいは具体性がなくありがちな言葉を並べただけの資料を見せられたとき、果たして興味を持って読み込むことが出来るでしょうか? 採用担当者を納得させる前に、自分が納得できる仕上がりになっているか、客観的に見直してみましょう。
また、何度も書類を作成することになれば、手を抜きたくなることもあるでしょう。 けれど、採用担当者は何通も応募書類に目を通しています。 字の乱れた履歴書や、使いまわしで具体性のない職務経歴書の自己PRでは、すぐにいい加減な気持ちを見抜かれてしまうことでしょう。
前回応募した企業の採用担当者と、今回新しく応募する企業の担当者は全く別の人物です。 新しい気持ちで、丁寧に作成に取り組みましょう。
すべての企業に共通する、職務経歴書でアピールすべき三つの柱
- 現在持っているスキルや経験(希望職種との関連性を持っているかどうか)
- 即戦力になるかどうか(実務能力の有無、異業種への転職の場合は即戦力となるべく努力をしているか、組織に適合できそうか)
- 目標を持ち、長く勤務する意欲があるかどうか
書類としてのチェックポイント
- 必要な情報が項目ごとに的確に並べられているか(間違い、抜け落ちがないか)
- 文章が簡潔に、わかりやすく書かれているか(経歴欄は、箇条書きを用いて読みやすくまとめる。ただし、履歴書とほとんど同じ内容になってしまっては職務経歴書の意味がなくなり、かえって印象が悪くなるので注意)
- 表現に具体性があり、熱意や意欲が感じ取れるか(実績には数字やデータを、自己PRや志望動機は具体的なエピソードを盛り込むなど、自分の言葉でオリジナル性を出す)
- 記入内容に一貫性はあるか(日付や流れ、動機など)