ルーシッド職務経歴書の書き方

転職や中途採用求人に使えるルーシッド職務経歴書の書き方を具体的な事例をもってご紹介します。

ルーシッド職務経歴書サービスによる、職務経歴書の書き方ガイド

フリーターからの正社員採用は、企業が求めている人材と一致しているかが重要

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Q. フリーターから正社員採用を希望しています

行政書士の資格を取るためにフリーターをしていましたが、諦めて営業職で正社員として働くことにしました。

アルバイトばかりしていたので職歴に書くことがありませんが、どうしたらいいでしょうか。

A. 企業が求めている人材と一致しているかが重要

アルバイトは職歴に入らないと感じている人もいるかもしれませんが、雇用形態がアルバイトであっても、求められている人材と関連する経験やスキルをアピールできていれば、採用担当者はそれを評価します。

応募企業のニーズと自分のスキルや経験がマッチして応募していることを印象付けましょう。

例えば「コンビニエンスストアでアルバイトをしていました」という一行だけではアピールになりませんが、アルバイトの業務はレジを打つことだけだったでしょうか? レジ対応、接客、商品の陳列、売上管理、在庫管理、後輩アルバイトの指導……アルバイトと一口に言っても、業務内容はたくさんあります。

さらにそれらの経験の中で、希望職種に関連する項目があれば、その部分の業務をさらに具体的にどのように行っていたか、書き出すことができます。

また、なぜフリーターをしていたのか、企業側はその理由を知りたがります。「なりたいものがみつからないから、とりあえず応募してきたのではないか」「他に希望の職種があるのではないか」と不安に思うからです。

  • アルバイトとして様々な職種を経験をした結果、自分に向いている仕事を見つけた
  • ○○になりたいという目的を持ってアルバイトをしていたが、その経験の中で自分に向いている仕事を見つけた
  • △△になりたいという目的を持ってアルバイトをしていたが、そのために培った知識をもっと生かせる仕事に就きたいと考えた

このように、過去のアルバイト経験は応募企業につながる道だった、という形を自己PR欄または志望動機欄でアピールし、かつ長く勤続の意思があることも書いておくといいでしょう。

その際、「諦めて」「仕方なく」といった消極的なワードは避けましょう。

正社員は長期的な視点が必要

ところで、企業がアルバイトではなく正社員にどういったことを求めているかについては、考えたことはあるでしょうか。

アルバイトであれば、即戦力として働ければ十分、仕事も採用後覚えればいい場合がほとんどでしょう。

しかし正社員は長期雇用を前提としているため、現在のスキルはもちろん、今後「何をやりたいか」「何を目指すのか」といったビジョンを明確に持ち、それに向かって成長が見込める人材かという将来性も重要なポイントとしてチェックされます。

正社員として応募する場合は、こういった企業側のニーズを理解し、この応募企業だからこそ自分の経験を生かすことができ、今後は応募企業に貢献し成長していきたいのだという意思をアピールする必要があります。