職務経歴書に書くことがない
Q. 職務経歴書に書くことが見つかりません
職務経歴書に書く内容をなかなか思いつきません。埋めるにはどうしたらいいですか。
A. 経歴を見直すと書くことが見つかる
空白が目立つ書類は、一見しただけで能力、意欲共に不足している印象を与えかねません。 書くことが見つからないと感じる場合は、まずはこれまでの経歴を見なおしてみましょう。 勤務時の日々の細かい業務の内容などを具体的に書き加えていけばボリュームを出すことが出来ますし、新たに書くことが見つかるかもしれません。
例えば「○○書店でアルバイト」という一行から、レジ対応、接客、商品の陳列、在庫管理などの経験、というように業務内容を書き出すことができます。 具体的に表すことで、客観的に見えてくることもあるかもしれません。それらの経験の中で、希望職種に関連する項目――この場合は営業職を希望する場合は接客であるとか、事務職の場合は在庫管理やPCスキルなど――があれば、その部分の業務をさらに具体的にどのように行っていたかを、思い出して書いてみましょう。
書き出し例
○○書店でアルバイト勤務
- レジ対応 →担当時にミスが少ないと言われ、正社員の不在時には重要なレジ締め業務を任せてもらえるようになった。【責任感の強さや、仕事の正確性、上司からの信頼をアピールできるエピソードとしてさらに詳しく】
- 接客 →お客様の問い合わせに応えられるよう、担当分野だった雑誌コーナーでは新刊の発売日をすべて暗記した。売り場で扱っていない雑誌に関しても情報を仕入れていたため、お客様の要望を理解し、注文を受けることができた。【仕事に対する前向きな姿勢をアピールできるエピソードとしてさらに詳しく】
- 書籍の陳列 →「雨の登場する小説」「山に行きたくなる本」など、月毎にテーマを決めたコーナーを担当 →売り上げに貢献したと店長からほめていただいた。【企画力をアピールできるエピソードとしてさらに詳しく】
職歴が浅い場合
もしも職歴が浅かったり、見える形での実績があまりない場合は、あなたの人柄や仕事に対する前向きな姿勢を伝えてみましょう。
これまでの仕事に対する取り組み方を文章にしてみたり、勤務した会社やアルバイト時のエピソードを糸口に探してみましょう。 「周りの人は大変そうにしていたけれど、自分は苦にならなかった業務」や「苦労はしたものの、大きな充実感を味わえた業務」はありませんでしたか。 他にも、「上司やお客さまから褒められたこと」、「楽しいと感じたこと」や「人から評価されたこと」を軸に、希望職種につながる内容のものを選び出して添えるといいでしょう。
また記入内容だけでなく、併せて書類のレイアウトから紙面を上手に埋める工夫をしてみれば、空白は目立たなくすることができます。