ルーシッド職務経歴書の書き方

転職や中途採用求人に使えるルーシッド職務経歴書の書き方を具体的な事例をもってご紹介します。

ルーシッド職務経歴書サービスによる、職務経歴書の書き方ガイド

離職中のアルバイトは職務経歴書に書くべきか

Q. 離職期間中にアルバイトをしていましたが、記入したほうがいいのでしょうか?

前職を退職後、知人に頼まれてアルバイトとして二か月ほど経理の仕事を手伝っていました。これも経歴として書かなければならないのでしょうか。

A. 職務能力を使ったバイトなら書く

短期間のアルバイト経験を、履歴書・職務経歴書に書くかどうかは自由です。 しかし、記入していないと、不自然なブランクができてしまい、採用担当者は疑問に思う事でしょう。 離職期間にアルバイト経験があるからといって採否に大きな影響を及ぼすわけではありませんが、ブランクの間に何もしていなかったととられてはあまりいい印象を与えません。 アルバイトも経験の一つとしてアピール材料にした方がいいでしょう。 また、何もしていなかったと回答を偽ってしまえば、場合によっては後々経歴詐称として問題になることがあります。

フリーターからの正社員採用は、企業が求めている人材と一致しているかが重要

f:id:nholduse:20190626132628j:plain

Q. フリーターから正社員採用を希望しています

行政書士の資格を取るためにフリーターをしていましたが、諦めて営業職で正社員として働くことにしました。

アルバイトばかりしていたので職歴に書くことがありませんが、どうしたらいいでしょうか。

A. 企業が求めている人材と一致しているかが重要

アルバイトは職歴に入らないと感じている人もいるかもしれませんが、雇用形態がアルバイトであっても、求められている人材と関連する経験やスキルをアピールできていれば、採用担当者はそれを評価します。

応募企業のニーズと自分のスキルや経験がマッチして応募していることを印象付けましょう。

例えば「コンビニエンスストアでアルバイトをしていました」という一行だけではアピールになりませんが、アルバイトの業務はレジを打つことだけだったでしょうか? レジ対応、接客、商品の陳列、売上管理、在庫管理、後輩アルバイトの指導……アルバイトと一口に言っても、業務内容はたくさんあります。

さらにそれらの経験の中で、希望職種に関連する項目があれば、その部分の業務をさらに具体的にどのように行っていたか、書き出すことができます。

また、なぜフリーターをしていたのか、企業側はその理由を知りたがります。「なりたいものがみつからないから、とりあえず応募してきたのではないか」「他に希望の職種があるのではないか」と不安に思うからです。

  • アルバイトとして様々な職種を経験をした結果、自分に向いている仕事を見つけた
  • ○○になりたいという目的を持ってアルバイトをしていたが、その経験の中で自分に向いている仕事を見つけた
  • △△になりたいという目的を持ってアルバイトをしていたが、そのために培った知識をもっと生かせる仕事に就きたいと考えた

このように、過去のアルバイト経験は応募企業につながる道だった、という形を自己PR欄または志望動機欄でアピールし、かつ長く勤続の意思があることも書いておくといいでしょう。

その際、「諦めて」「仕方なく」といった消極的なワードは避けましょう。

正社員は長期的な視点が必要

ところで、企業がアルバイトではなく正社員にどういったことを求めているかについては、考えたことはあるでしょうか。

アルバイトであれば、即戦力として働ければ十分、仕事も採用後覚えればいい場合がほとんどでしょう。

しかし正社員は長期雇用を前提としているため、現在のスキルはもちろん、今後「何をやりたいか」「何を目指すのか」といったビジョンを明確に持ち、それに向かって成長が見込める人材かという将来性も重要なポイントとしてチェックされます。

正社員として応募する場合は、こういった企業側のニーズを理解し、この応募企業だからこそ自分の経験を生かすことができ、今後は応募企業に貢献し成長していきたいのだという意思をアピールする必要があります。

職務経歴書に書くことがない

f:id:nholduse:20190818220412j:plain

Q. 職務経歴書に書くことが見つかりません

職務経歴書に書く内容をなかなか思いつきません。埋めるにはどうしたらいいですか。

A. 経歴を見直すと書くことが見つかる

空白が目立つ書類は、一見しただけで能力、意欲共に不足している印象を与えかねません。 書くことが見つからないと感じる場合は、まずはこれまでの経歴を見なおしてみましょう。 勤務時の日々の細かい業務の内容などを具体的に書き加えていけばボリュームを出すことが出来ますし、新たに書くことが見つかるかもしれません。

例えば「○○書店でアルバイト」という一行から、レジ対応、接客、商品の陳列、在庫管理などの経験、というように業務内容を書き出すことができます。 具体的に表すことで、客観的に見えてくることもあるかもしれません。それらの経験の中で、希望職種に関連する項目――この場合は営業職を希望する場合は接客であるとか、事務職の場合は在庫管理やPCスキルなど――があれば、その部分の業務をさらに具体的にどのように行っていたかを、思い出して書いてみましょう。

書き出し例

○○書店でアルバイト勤務

  • レジ対応 →担当時にミスが少ないと言われ、正社員の不在時には重要なレジ締め業務を任せてもらえるようになった。【責任感の強さや、仕事の正確性、上司からの信頼をアピールできるエピソードとしてさらに詳しく】
  • 接客 →お客様の問い合わせに応えられるよう、担当分野だった雑誌コーナーでは新刊の発売日をすべて暗記した。売り場で扱っていない雑誌に関しても情報を仕入れていたため、お客様の要望を理解し、注文を受けることができた。【仕事に対する前向きな姿勢をアピールできるエピソードとしてさらに詳しく】
  • 書籍の陳列 →「雨の登場する小説」「山に行きたくなる本」など、月毎にテーマを決めたコーナーを担当 →売り上げに貢献したと店長からほめていただいた。【企画力をアピールできるエピソードとしてさらに詳しく】
職歴が浅い場合

もしも職歴が浅かったり、見える形での実績があまりない場合は、あなたの人柄や仕事に対する前向きな姿勢を伝えてみましょう。

これまでの仕事に対する取り組み方を文章にしてみたり、勤務した会社やアルバイト時のエピソードを糸口に探してみましょう。 「周りの人は大変そうにしていたけれど、自分は苦にならなかった業務」や「苦労はしたものの、大きな充実感を味わえた業務」はありませんでしたか。 他にも、「上司やお客さまから褒められたこと」、「楽しいと感じたこと」や「人から評価されたこと」を軸に、希望職種につながる内容のものを選び出して添えるといいでしょう。

また記入内容だけでなく、併せて書類のレイアウトから紙面を上手に埋める工夫をしてみれば、空白は目立たなくすることができます。