ルーシッド職務経歴書の書き方

転職や中途採用求人に使えるルーシッド職務経歴書の書き方を具体的な事例をもってご紹介します。

ルーシッド職務経歴書サービスによる、職務経歴書の書き方ガイド

転職回数が多い人の職務経歴書には3つの誠実さが必要

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Q. 転職回数が多いです

これまでに5回転職しています。 転職を重ねるごとに、マイナスイメージにつながるのではないかと心配しています。 職務経歴書にはどのように書けばいいでしょうか。

A. 会社の不安を理解する

まず、転職回数が多いということは、企業側に「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」という不安を与えてしまうということを押さえておきましょう。

その上で、どのように書けばその不安をプラスイメージに転換できるかを考えなければなりません。次の3つのポイントに注意しながら作成しましょう。

  1. 隠さない
  2. 前向きな理由
  3. 長く働く意思

職務経歴欄では、転職回数が多いことを不自然に隠さない

経歴が長くなることを心配して、自己判断で省略をしてしまうと、後々経歴詐称になってしまう場合もあります。また、不自然なブランクがあれば、採用担当者は必ず疑問に思うでしょう。隠したりごまかしたりせず、アピールにつなげる工夫をしながらすべてを記載するようにしましょう。

応募企業と関連の深い会社や、アピールしたい職務内容については、詳しく書くといいでしょう。時系列に沿ってただ羅列するだけでは目立たせることが出来ない場合は、職種ごとや、アピールポイントごとにまとめても構いません。しかし、基本的には働いたすべての会社について触れておきましょう。退職理由を書く際は、「~に興味を持ち、より専門的に取り組みたかったため」「~をもっと経験的に学びたかったため」などと、前向きな理由を簡潔に記載しましょう。

勤務していた会社の業績に不安を感じての転職は率直に書いても構いませんが、「仕事が合わなかった」「上司に認めてもらえなかった」といった不満を感じさせる書き方は、これからも思い通りに働けなければ辞めてしまうかもしれないという印象を与えかねないので避けましょう。

自己PR欄では、転職を重ねた理由について、前向きな理由を述べる

同じ職種で転職を繰り返している場合は「キャリアアップを目指して」、違う職種の場合は「いろいろなことにチャレンジをしてみたかった」など、意欲的に転職をしていたというイメージを伝えましょう。ただし、そのイメージの裏付けとして、転職の際にどのようにステップアップしてきたのかを記すことも必要です。

企業側は、転職回数の多い少ないではなく、転職を重ねた中であなたが何をつかみ、もし採用した場合にはそれをどのように生かし、企業に貢献してくれるかというところに興味を持っています。

長く働きたいという気持ちをアピールする

転職経験が多くても、今までの経験があるからこそ現在の応募企業にたどり着いたのだということをアピールしましょう。ぜひ入社したいのだという強い意思と、具体的な志望動機を伝えることが大切です。

これまでの転職での経験を応募企業に生かし、長く働きたいという気持ちを書いて締めくくれば、企業側の不安は取り除けるでしょう。