ルーシッド職務経歴書の書き方

転職や中途採用求人に使えるルーシッド職務経歴書の書き方を具体的な事例をもってご紹介します。

ルーシッド職務経歴書サービスによる、職務経歴書の書き方ガイド

職歴の空白期間は、タイプ別の説明でアピールする

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Q. 退職してからブランクがあります

退職してからしばらく経つのですが、職務経歴書には前職を退職するまでのことを書いておけばいいのでしょうか。

A. ブランクの理由を明記し、その解消をアピールする

経歴欄に記載する内容としては、前職を退職するまでになりますが、半年以上のブランクはどうしても目立ちます。

もし、退職後に留学したり、資格取得などのために通学していた期間があれば、それも経歴欄に加えましょう。 希望職種に関連する講習会などへの参加は、自己PR欄で触れるか、複数ある場合は「離職中に参加した勉強会」「休職中に行った自己啓発活動」など別項目を立ててもいいでしょう。 その中で取得した資格などがあれば、それも実績としてアピールできます。

また、自己PR欄を使ってブランクの理由を説明し、今後につなげなければなりません。ケースによってフォローすべきポイントが違うので、注意が必要です。

  • スキルアップのため?
  • 健康上の理由、家庭の事情?
  • 就職が決まらなかった?

スキルアップのため

スキルアップや資格取得のための留学やスクール通学であれば、仕事に対する意欲の表れとして評価されるでしょう。

ただし、そのブランクが自分のレベルアップのために必要な期間であったことを示すために、何を学んだか、何を習得したかをはっきりと記しておかなければなりません

取得した資格、習得した技能、語学などを実績として明記し、希望職種へとつなげる自己PR文でしっかりアピールしましょう。

健康上の理由、家庭の事情

自分の健康上の問題や、親の介護などで一時的に働けなくなり、ブランクが出来てしまうことは仕方がないことです。 この場合、採用担当者が気にする点は、退職せざるを得なかった詳細な経緯よりも、「現在は勤務可能な状態なのか?」ということです。 採用しても、すぐにまた勤務できなくなったと言われては困るからです。

傷病名などまで詳しく説明する必要はありませんが、現在問題なく勤務できるという状態をアピールすることが大切です。

  • 病気の治療に専念するため、一旦退職を余儀なくされたが、現在は全快し問題なく勤務できる。
  • 体調を崩し退職に至ったが、現在は快方に向かい勤務に支障がない。
  • 親の介護が必要になり、退職し実家に戻ることになったが、介護施設に入居が決まり勤務には差し支えながなくなった、など。

また、あまり長く職を離れていた場合は、職務上のスキルや知識が低下していないか、企業側が不安に思うこともあるでしょう。離職中も勉強を続けていたなど、自己啓発を怠らなかったことをアピールしましょう。

就職が決まらない

一生懸命に転職活動をしているのになかなか採用されず、前職を退職後、時間だけが過ぎていく……。あってほしくないことですが、ブランクの理由として最も頭を悩ませる状態でしょう。

しかし残念ながら、就職が決まらないといっても、転職活動に費やしている時間や努力の経過は書類上では読み取ってもらえないのも事実です。 前職を離れてから「何もしていなかった」と思われないためには、スキルアップを怠らなかった、と印象づける必要があります。 だからといって、転職活動期間中にわざわざ高い受講料を払ったり、時間を作って長期間スクールに通う必要はありません。短期のスクールや希望職種に関する講座など、勉強できる機会をアンテナを張って探し、積極的に参加しましょう。

その努力は目に見える形にして職務経歴書に記すことができるでしょう。