ルーシッド職務経歴書の書き方

転職や中途採用求人に使えるルーシッド職務経歴書の書き方を具体的な事例をもってご紹介します。

ルーシッド職務経歴書サービスによる、職務経歴書の書き方ガイド

主婦・主夫の再就職でアピールするべき点とその準備

f:id:nholduse:20190726113357j:plain

Q. 主婦ですが、再就職を考えています

結婚を機に一旦仕事を辞めましたが、もう一度正社員として働こうと思っています。 ブランクがありますが、履歴書や職務経歴書ではどのようにアピールすればいいのでしょうか。

A. 意欲・能力・育児

結婚や出産を機に退職し、子どもの手が離れてから再就職する場合は、かなりのブランクができてしまいます。

いきなりの正社員採用は採用側にとっても不安材料が多いものですが、専業主婦・主夫からフルタイムの正社員へ、がらりと生活が変わってしまうことを考えると、求職者側としてもハードルが高いと言えるでしょう。

出産後、後々もう一度正社員として働きたい、と考えるなら、早いうちからさまざまなことに意識をめぐらせて生活を送るといいでしょう。

PTAの講習会や学校から配布された講座でも意欲的に臨めば自己啓発につながりますし、ちょっとした時間で通信講座を受講したり、カルチャースクールに通うこともできるでしょう。 意外に思われるかもしれませんが、PTA、子ども会、習い事の役員など、子どもに関する保護者の活動も、組織として活動するいい経験となります。

また、短期のアルバイトやパートも、雇われて仕事をする経験はビジネス感覚を取り戻すのに役立ちます。

採用担当者は、採用された応募者がなるべく早く職場になじみ、戦力となってくれることを期待しています。 スキルや知識の穴埋めがなるべく少なくすむ人材を求めるのはもちろんのこと、職場で周りとうまくやっていけるのか、残業や出張などがある場合どの程度動けるのかもチェックしようとするでしょう。

いざ就職活動を開始し、職務経歴書を書く場合は、企業側の不安を払拭し、さらにこちらの熱意を伝えるために以下の三点を中心にアピールしましょう。

主婦・主夫から正社員へ、再就職したい場合のアピールポイント

  1. 正社員として働きたい理由
  2. ブランク中に行っていた勉強、スキルアップ、アルバイト、PTA活動など
  3. 子どもの手が離れている、または育児中でもフォローがあり、正社員でも問題なく勤務できること

正社員として働きたい理由は?

パートやアルバイトではなく正社員での採用を希望していることについて明確に、簡潔に記しましょう。

  • 子育てがひと段落し、以前働いていたこの業界でもう一度働きたかった。
  • 夫・妻がリストラに合い、パートナーとして家計を支えたい。
  • 夫・妻と離婚(または死別)して一人で家計を担うことになった、など

ブランク中に行っていたスキルアップは?

離職中も仕事に対する熱意があった、向学心を持って生活していた、というアピールは大切です。受けた講座や勉強の成果なども細かく記しましょう。

  • 希望職種を意識してスクールに通っていた。以前取得した資格のレベルアップを目指している。
  • 以前と同じ職種でもう一度働きたい場合でも、退職前の知識やスキルは古くなっている可能性があるため再勉強した。
  • パートやアルバイトをして一定時間就労することに体を慣らし、ビジネス感覚を取り戻している。
  • 子供会やPTA活動で役員として働き、書類づくりや組織としての活動を経験している、など。

育児状態について

夫・妻のリストラや離婚、死別によるパートナー不在で急に働くことになった場合は、まだ子供の手が離れていないこともあるでしょう。 育児中の場合は、子どもの急病で仕事を遅刻、早退、欠勤する可能性が心配されます。

実家が近いので子どもを見てもらえる、延長保育が可能な保育園である、病児保育施設が近くにある、など、育児のフォローについてもしっかりと言及しておく必要があります。